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スマホアプリのプッシュ通知とは?その重要性を活用事例とあわせ徹底解説

2024.04.05

スマホアプリのプッシュ通知は、アプリマーケティングにおいて、重要性の高いアプローチ方法の一つです。
アプリからユーザーへ有益となる新着情報をスマホのロック画面上に直接配信し、アプリ利用の促進、売上拡大を目指します。

本記事では、スマホアプリのプッシュ通知について徹底的に解説していきます。

プッシュ通知とは?

プッシュ通知とは、アプリが自動的にお知らせをスマホの画面上(ロック画面・ホーム画面、ステータスバーやコントロールセンター)に表示する機能です。
タップすることで通知元のアプリが起動する仕組みとなっています。

新着メッセージやメールに加え、新商品の入荷・割引クーポン・セール情報など、ユーザーにとって有益な情報を配信することにより、ユーザーの目に止まり、アプリへの誘導を促し、売上向上・顧客エンゲージメントを高めることにつながります

日頃から目にし、イメージしやすいものとして、ロック画面やホーム画面にLINEの新着メッセージなどが表示されるのもプッシュ通知です。

マーケティングにおけるプッシュ通知の重要性

消費者が商品を購入するに至るまでには以下のプロセスがあります。

周知→認知→興味→反響→価値→購買意欲→納得→契約(購入)
(※購入後は顧客生涯価値向上・満足度向上→ファン化→宣伝・紹介・レビュー・口コミ→認知)

スマホ保有率が9割越えの日本において、深い顧客接点を持つためにはアプリの活用が欠かせない時代です。

令和5年度 情報通信白書(デジタル活用の動向)

アプリの認知や有益な情報提供がマーケティングにとって非常に重要となります。
プッシュ通知を活用することで、顧客接点を増やすことができ、ユーザーの行動を促しやすくなり、ユーザーエンゲージメントの向上・利用継続率の向上により売上アップにも期待できるでしょう。

~アプリマーケティングのポイントについて詳しく知りたい方は下記記事がおすすめ!~

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プッシュ通知の種類

プッシュ通知には以下の4種類があります。

リモートプッシュ通知

「リモートプッシュ通知」とは、スマホがオンライン状態であるときに、新着メッセージやアプリ限定の割引クーポン、セール情報などが、アプリから届く通知です。
メリットとしては、リアルタイムに情報を通知できることです。
スマホの電源がオフ・圏外の場合でもインターネットに接続されたタイミングで通知される仕組みとなっているので、情報鮮度が高いメッセージを発信できます。

ローカルプッシュ通知

「ローカルプッシュ通知」とは、リモートプッシュ通知とは異なり、スマホがオフライン状態でも発信される通知のことです。
ユーザーによる設定や特定の状況において、アプリから通知が届きます。
具体的には、予定などのタイムスケジュール・アラームアプリなど、リマインドに特化した通知です。

セグメントプッシュ通知

「セグメントプッシュ通知」とは、ユーザーを複数のグループに分け、グループごとにプッシュ通知を行うことです。
セグメントとして、以下のようなものが挙げられます。

デモグラフィック情報(年代・年齢、地域、家族構成、職業など)
●購買履歴
●関心・興味
●アプリの起動回数
●店舗への来店回数

顧客の属性や行動に合わせた有益な情報や特典を配信することが可能となります。

オートプッシュ通知

「オートプッシュ」とは、顧客離れのリスクを回避するために、自動的にプッシュ通知をする機能のことです。
具体的には、リマインダーメッセージや誕生日などの会員情報をもとにしたメッセージから、新機能などの定期配信などが挙げられます。
また、休眠ユーザーへ再訪を促すことも可能です

プッシュ通知のメリット【企業】

アプリを起動していなくても、スマホ画面上に通知を配信できることにより生じるメリットは非常に大きく、以下の3つが挙げられます。

開封率が高い

プッシュ通知は、目につきやすく顧客接点が増すと同時に、メッセージを素早く確認できるためユーザーにとって負担が少なく、開封率が高い傾向にあります。

通知からアプリページ内へ即遷移するため、ユーザー側からしても、タップ1つで新着情報をすぐに確認ができることから、即効性があるプロモーションを実施できるでしょう。

アクティブ率(利用継続率)の向上

ユーザーは数多くのアプリを比較し使い分けている中で、中には利用頻度が低下していくアプリも存在している可能性があります。そのためプッシュ通知には、自社アプリをアピールする役割もあります。

定期的に有益となる情報、新商品入荷やセール・キャンペーン・イベント情報を配信することにより、ユーザーの利用率及び参加率から、休眠ユーザーの掘り起こしにもつながり、売上アップから利用促進・アクティブ率が向上するでしょう。

顧客ロイヤルティの向上

プッシュ通知は、顧客ロイヤルティ(企業や商品・サービスに対するユーザーの愛着度や信頼度)向上効果に期待できます。
プッシュ通知による鮮度の高い情報が画面上に配信されることにより、顧客接点が増し、アプリ利用率が向上します。

「優待価格で購入できるクーポンを配布」、「優良顧客限定のイベントへ特別招待」といったベネフィット・特別感を与えることができ、より愛着心や信頼を高めることが可能となります

また、顧客ロイヤルティが向上することにより、リピーターの増加と、解約率の低下につながると同時に、購入単価の向上と、気に入った商品・サービスを周囲の人におすすめしてくれることにより新規顧客の獲得へとつながり、ブランドの認知拡大といった効果をもたらします。

プッシュ通知のメリット【アプリユーザー】

プッシュ通知は企業側に対するメリットと同時に、アプリユーザー側にとっても以下のようなメリットを与えられます。

新着情報をすぐに確認できる

プッシュ通知を利用することにより、アプリ限定の特典や、新着メッセージ・お得なセール・キャンペーン情報など、最新の情報を自らネット検索せずとも、いち早く知ることができます。

また、プッシュ通知をワンタップするだけで、直接アプリページへ遷移されるため、ホーム画面上でアプリを探す手間も省くことができます。

重要な連絡の見逃しを防ぐことができる

プッシュ通知を設定することにより、メッセージの見逃しを防ぐことができます。
新着メッセージやLINE、着信などの通知をタップすることで、すぐに内容が確認できると同時に、そのまま返信作業に入れます。
LINEなど、トークルームごとにプッシュ通知を設定できるので、すぐに確認したいトークの通知のみを設定することも可能です。

生活リズムに合わせたタイミングでリマインドが通知されるなど、ワークルーティーン含めライフスタイルの中で、もはやなくてはならない機能のひとつと言えるでしょう。

プッシュ通知のデメリット

プッシュ通知の効果を最大限に発揮するために、デメリットについても確認しておきましょう。

特に以下の2つが挙げられます。

1.アプリへの不快感につながるリスクがある

アプリへの不快感とは「ユーザーに不快感を与えている」ということです。
「不快感につながるリスク=アプリのアンインストールにつながるリスク」とも言えます。

では、どのような行為によってユーザーは不快感を感じるのでしょうか。
以下のような項目があります。

●毎日同じ内容のプッシュ通知
●1日のプッシュ通知が多すぎる
●自分に関係性の低いプッシュ通知

過剰なプッシュ通知や、ユーザーにとって有益でないとみなされた内容の通知が毎日のように配信されると不快感を与えるリスクにつながります
通知をオフにされてしまい、ユーザー離れにつながる結果だけは回避しましょう。
性別・年代によって、受け方や内容も変わってくるので、セグメント分けも重要となります。

2.通知の内容や時間帯によっては効果が得られない

プッシュ通知は、マーケティングにおいて重要性が高く、便利な機能を兼ね備えている反面、
運用の仕方によっては効果が得られないこともあります。
場合によっては嫌悪感を示すユーザーを増やしてしまう可能性もあるでしょう。

過剰な通知に加え、内容に興味がなかったり、不適切な時間帯のプッシュ通知は情報が埋もれていってしまいます。
ユーザーにとって興味を引く魅力的な内容になっているか、読みやすい文面であるか、送るタイミングは適切であるかなどを考慮し、ユーザー目線で運用していくことが重要となります。

プッシュ通知を効果的に活用するコツ

プッシュ通知のデメリットを把握した上で、効果的に活用していくコツを4つ紹介します。

1.ユーザーを惹きつける内容

まず、プッシュ通知を効果的に活用するためには、ユーザーを惹きつける内容になっているか、興味をもってくれる文面を作成することが重要です。
画面に通知されるタイトルから文章は短いものです。
その短いタイトル・文章で、いかにキャッチーでユーザーの目を引く内容に出来るかがポイントです。

最初に目にするタイトル・文章からユーザーの興味を引けなければ、“その先に有益な内容があったとしてもスルーされてしまう”可能性もあるでしょう
どのような内容(文面)がユーザーへメリットを与えるのか、効果的なのか、ユーザー層を深く分析しセグメント化し、ユーザーが求める情報をユーザーの視点に立ち、プッシュしていくことが大切です。

2.通知するユーザーの選別

2つ目に「ユーザーの選択」です。
どんなに目を引く文面でも、それが全ユーザーに刺さるわけではありません。
このプッシュ通知はどのユーザー層に配信するか行動データをもとに選別を行うことが大切です。

どのような内容(文面)が、どのユーザー層へメリットを与えるのか、効果的なのか、ユーザー層を深く分析しセグメント化し、ユーザーが求める情報をユーザーの視点に立ち、プッシュしていくことが大切です。

3.ユーザー目線での配信

3つ目に「ユーザー目線であれ」ということです。
ユーザーの立場に立って物事を考え、何を今求めているのか、どんな悩みがあるのか、どのようなモノ・コトに興味関心があるのか、などを汲み取り、質の高い通知にしていくことが求められてきます。

過剰な通知により不快感を与えていないか、逆に通知頻度が低くアプリの存在が薄れていないか、毎回同じ内容・文言のセールス通知のみのワンパターン配信(一斉配信)になっていないか。
自分自身で設定したユーザー目線に対して、これは本当に「ユーザー目線なのか」と疑うことも大事です

4.ユーザーの生活リズムへの配慮

プッシュ通知はリアルタイムに鮮度の高いメッセージを配信し、惹きつける文言がユーザーの目に止まり、アプリページにワンタッチで遷移し、売上・顧客ロイヤルティ向上につながることが狙いですので、時間帯にも着目する必要があります。
深夜・早朝の配信は即効性を得にくく、不快感・嫌悪感を抱かれやすいです。

プッシュ通知の効果的な回数はユーザー・アプリによって異なるので、適度な頻度と最適な回数を検討することも必要となってきます。
開封率が高い時間帯はいつなのか、ユーザー層によって時間帯はバラバラなので、ユーザー属性ごとに時間帯の分析を行い、ユーザーの生活リズムへの配慮は怠らないようにしましょう。

プッシュ通知へのレスポンスはどのくらいあるのか?

プッシュ通知へのレスポンスを示す指標は以下の2つがメインとして挙げられます。

プッシュ通知の平均開封率

開封率とは「配信した通知が何割の送付先で開封されたか」を指す指標で、計算式は〔開封数÷配信した件数〕× 100(%)で表されます。

プッシュ通知の平均開封率は、約30〜40%と開封のパフォーマンスが高いです。
※プッシュ通知の開封率なので、プッシュ通知を閉じた後のアプリ起動はカウントされていません。

メールマガジンの平均開封率が約10%前後と言われているので、プッシュ通知はメールマガジンやダイレクトメールでは得られない開封率を誇っています。
アプリのジャンルやユーザー層によっても開封率は異なってくるでしょうが、一週間の中でどの曜日・どの時間帯の開封率が高いのか、行動データをもとに分析を重ね、精度を上げていくことで、プッシュ通知を使うメリットは大きいと言えます。

プッシュ通知の平均許諾率

許諾率、とは「アプリを訪問した際に、プッシュ通知の受信を許可したユーザーの割合」を指します。
計算式は〔許可 ÷(許可+拒否)〕で表され、オプトアウトとも呼ばれます。

プッシュ通知の許諾率は、業界からプラットフォーム(iOS/Android)によっても異なり幅広いですが、平均として30%〜50%となっています。
プッシュ通知の受信を許可したユーザーが増えると、キャンペーン効果を高めることができるので、KPIを達成していく中で重要な指標となります。

許諾率を上げるために、通知許諾をオフにされてしまう前提でオフにされないための工夫とオフにされてしまう要因は何なのか、オンにしてもらうための施策の両方に取り組む必要があります

プッシュ通知の開封率を高めるためのポイント

プッシュ通知の開封率を高めるポイントとして、以下の2つに絞って解説していきます。

1.開封率やDAUなどの指標から効果測定

プッシュ通知の効果測定は、「開封率」だけで行うわけではありません。
プッシュ通知を開封せず閉じた後でも、時間差でアプリページを開くユーザーもいます。
最終的にDAU(Daily Active Users)が向上していることで成果は出ていると言えます。

そのため、目的に応じて以下のような、どの指標から効果測定を行うかが変わってきます。

●リーチ率_配信対象ユーザー数を実際に配信ができたユーザー数で割った数。
●コンバージョン率_通知が届いたユーザーのうち特定のアクションを起こしたユーザーの割合。
●アクティブ率_MAU(Monthly Active Users)をダウンロード数で割った指標。

⦅DAUをMAUで割った指標をアクティブ率としているアプリもあります。⦆
目的に合わせた指標もチェックしていきましょう。

2.配信内容・タイミングをA/Bテスト

前述の「プッシュ通知を効果的に活用するコツ」にて解説している配信内容やタイミングは開封率を高めるための鍵といっても過言ではないです。

そこで、実施するのがA/Bテストです

A/Bテストとは、配信前に複数パターンのメッセージを作成しておき、どのようなメッセージを配信すれば開封率やコンバージョン率が向上するのかを検証することができる機能のことです。
徹底的にA/Bテストを繰り返すことで、成果の高いプッシュ通知が配信でき、プッシュ通知の開封率を向上させます。
ユーザーを惹きつける配信内容・適切なタイミングは、ユーザーセグメント「いつ・どのように・だれに・なにを」といった項目を洗い出し、A/Bテストで検証していきましょう。

プッシュ通知活用事例

アプリマーケティングの方法の1つとして重要性の高いプッシュ通知。
様々な企業が効果的なプッシュ通知施策を行っています。
ここでは、活用事例として「株式会社 Fit Beleza」様をご紹介します。
導入の動機から活用方法、実際の効果まで掲載されてますので是非、ご参考にされてください。

「リピーターを獲得するための取り組みをどうするか」という重要な課題に加え、スマホの普及とともにアプリを通してのリアルタイムでのコミュニケーションが可能となった時代の背景を考慮し、サロンとお客様の双方にとっての利便性を追求したいという思いがアプリ導入の決め手となっています。

スマホアプリのプッシュ通知機能を活用し、その日その時の予約状況や来店数に応じて、アプリ限定の割引クーポンなどを配布しています。
プッシュ通知でアプローチをすることで、タイムリーに情報が届けられるようになり、安定したリピーターの獲得へとつながっています。

プッシュ通知活用事例「タンニングサロン Eos」

おわりに

本記事では、プッシュ通知の重要性について解説してきました。

新着メッセージから、新商品の入荷・割引クーポン・セール情報など、様々なシーンで適応し、ユーザーにとって有益な情報を配信することにより、ユーザーの目に止まり、アプリへの誘導を促し、売上向上・顧客エンゲージメントを高めることにつながるプッシュ通知

「開封率の高さ」「アクティブ率向上・顧客ロイヤルティ向上」と、豊富なメリットを与える機能ですが、企業側はデメリットの面や効果的に活用するための施策を怠ってはいけません。
商品やサービスで溢れる現代では、ブランドに込めた想いに共感し、周囲にもすすめてくれるファンをいかに増やしていけるかが、マーケティング・ブランディングのカギといえるでしょう。

プッシュ通知を上手く活用し、アプリの継続率の向上から売上拡大につなげていきましょう。

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