店舗運営、ビジネスにおいて欠かせない「集客」。集客には様々な種類があります。
そのため、自社商品や自社サービスに合わせた集客を行うことが重要です。本記事では、オンライン・オフライン集客の方法と成功のためのポイント、集客に役立つツールをご紹介します。
自社が抱える集客の課題を見つめ直し、どんな集客が合っているのか、最適な集客方法を見つけたいという方は、是非参考にしてみてください。
目次
集客とは
集客とは、顧客を集めることです。
しかし、一度顧客を集めたからと言って、顧客のすべてがリピーターとして商品・サービスを使い続けてくれるわけではないので、見込み顧客の母数を維持・拡大し続け、リピート化率を高めることが重要です。
このように、集客はリピーター獲得に向けた、見込み顧客の獲得を目的として取り組む、一連の施策のことを指すといえるでしょう。
集客とマーケティングの違い
集客=マーケティングと考える人も少なくありませんが、正確には異なる概念であるため、簡単に整理しておきましょう。
集客は前述した通りですが、マーケティングは、「商品やサービスが売れるための活動全般」を指します。
①誰に
②どんな価値を
③どのように提供するのか
といった、マーケティング活動の中の、「③どのように提供するのか」の中に、顧客へのプロモーションや集客、実際の流通戦略等が含まれます。
つまり、マーケティング活動の中の一つに集客があるのです。
オンライン集客とオフライン集客の違い
集客の方法は、大きく「オンライン集客」と「オフライン集客」に分かれます。
二つの違いについて、簡単に解説します。
・オンライン集客
オンライン集客は、インターネットをフル活用して集客する方法です。
特徴は、ターゲットを絞って集客を行うことが出来る点と、収集した情報のデータ化が出来る点です。
・オフライン集客
オフライン集客は、インターネットを使用しない集客方法です。
特徴は、ネット環境に縛られることなく集客が行える点と、専門知識が必要となるオンライン集客と比べると、比較的簡単に施策を打つことが出来る点です。
オンライン集客の方法
SEO
SEOとは、GoogleやYahoo!等の検索エンジンでウェブサイトを検索上位に表示させることです。Search Engine Optimizationの頭文字であり、「検索エンジン最適化」を意味します。自社ホームページやオウンドメディアを用意し、特定キーワードで上位表示を狙ってページや記事を作成する施策です。
上位表示されるまでに時間がかかり、必ずしも上位に表示されるとは限りませんが、一度上位表示に成功すれば、基本的に上位表示が持続する点で費用対効果に優れています。
SNS
SNSで自社アカウントを作成し、SNS上から自社店舗やウェブサイトに流入させます。近年多くの企業がInstagramやFacebook、X(旧Twitter)を運営しています。SNS投稿はシェア機能を通じて多くのユーザーに拡散され、検索エンジンでは届かない潜在ユーザーへのリーチが可能です。
炎上リスクや細かい運用の手間がかかりますが、費用を抑えて開設でき、ユーザーとの関係性を構築できます。
MEO
MEOとは、Googleマップの検索(ローカル検索)結果や、Googleで検索された際に表示されるマップで自社情報を上位に表示させることです。Map Engine Optimizationの頭文字であり「マップエンジン最適化」を意味します。
効果が出やすいものは地域密着型ビジネスに限られること、ネガティブな口コミによる印象悪化の可能性もありますが、行動を起こす可能性の高いユーザーにアプローチでき、競合は周辺エリアに限られるため比較的簡単に検索上位に表示させることができます。
メルマガ
「メルマガ」つまりメールマガジンとは、メールで一斉に顧客に情報を届けることができ、古くからある集客手法の1つです。「プッシュ型メディア」と呼ばれ、ユーザーの情報収集を待たず、企業から能動的に情報を届けられ、キャンペーンや新商品のPRなどに効果的に利用できます。
新規顧客獲得には利用しづらく、必ずしも読んでもらえるとは限りませんが、幅広い業種やユーザーに比較的低コストでアプローチできます。
LINE公式アカウント
LINE公式アカウントとは、企業や店舗が開設できるLINEのビジネス用アカウントです。友だち追加したユーザーに直接メッセージを送ったり、付随する販促ツールを使用できます。好きなタイミングでユーザーに情報を届けられ、メルマガ同様「プッシュ型メディア」に分類されます。
活用できる業種が限られ、ユーザーは簡単にブロックできますが、メルマガに比べ開封率が高く、集客に関する様々なツールが使えます。
ディスプレイ広告
ディスプレイ広告とは、ウェブサイトやSNS、アプリの広告枠に、画像・動画・テキストなどの形式で表示される広告のことです。テキストだけでなくビジュアルでも訴求でき、より具体的に商品の魅力を伝えられます。
広告クリック後の成約率は比較的低い傾向にあり、バナーやテキストの準備に手間がかかりますが、潜在顧客にアプローチし、一度自社サイトを訪れた人に向けても配信できます。
アプリ
集客アプリとは、スマートフォンなどの端末を使用して集客を行う店舗・企業のオリジナルアプリのことです。
集客アプリでは、手軽に、既存顧客へのアプローチや新規顧客への認知拡大を実現することができます。また、SNSやその他のツールとの連携もしやすいため、業務の生産性の向上にも繋がります。
比較的導入のハードルは低く、初めての方も使いやすい手段の一つですが、無料のもの、有料のものなど種類が非常に多いため、自社に適したツールを的確に選ぶ必要があります。
オフライン集客の方法
次に、オフラインの集客方法について確認しましょう。
CM
CMはマス広告の代表であり、認知拡大の影響力が高く、大手企業を中心に活用されています。
高額の費用と準備時間が必要であり、若者をはじめとしたテレビ離れがあるものの、拡散性が高く、ブランディングに効果的です。
チラシ
チラシは、地域密着型ビジネスを中心に活用されています。直接ユーザーの手元に届けられ、根強い人気があります。
作成・配布で費用が発生しますが、見てもらえない可能性がある一方で、地域に対して認知獲得を期待でき、手元に置いておいてもらえる可能性もあります。
ポスター
ポスターは、店頭や街中、駅構内などに貼り出される広告物です。ポスターを介しての検索やQR読み込みでウェブサイトへのアクセスを増やす活用方法もあります。
提供する情報量に制限があり、集客効果が分かりづらいですが、認知獲得に効果的で、手間少なく長期的に宣伝することも可能です。
セミナー
セミナーは、開催すること自体が集客につながります。長期的に顧客との関係を構築するビジネスにおいて親和性が高いです。
日時や場所が制限され、セミナーの企画・集客自体が難しいですが、成約見込みの高い顧客を創出し、顧客の信頼も築くことができます。
集客成功のためのポイント
集客を成功させるためには、PDCAサイクルを回しながら、継続的に実施・改善を繰り返し行うことがポイントです。
PLAN : 施策の計画
DO : オンライン・オフライン集客施策の実行
CHECK : 成果の測定・評価
ACTION : 施策の改善
このようなPDCAサイクルを回すために、抑えるべきポイントを詳しく解説します。
目的・ゴールを明確に設定する
まず、集客を行う目的と、達成したいゴールを明確に設定することが重要です。
何のために、どんな属性を持ったターゲットを集客するのかを決め、何をゴールとするのかを設定しましょう。
これらが明確化されると、適時適所でどの集客方法を用いるのかをブレることなく選択できます。
一貫したリードを考える
集客では、一貫したリードを考えて実施することが大切です。
集客方法が切り替わった際にも、訴求ポイントは同一のものにすることがポイントです。ゴールに向けたリードをイメージし、一貫性を持って集客を行いましょう。
成功法則を知る
自社の特性やターゲットとなるお客さまを鑑みて、効率的な集客方法を把握しておくことも重要です。当たり前ではありますが、なんとなくで集客方法を選択すれば失敗となる可能性があります。そのためにも多様な集客方法の特徴を把握して成功をイメージできるようになりましょう。
集客が目的化しないよう注意する
ゴールを設定することに近いですが、集客自体を目的にしてしまうことは危険です。集客は売上アップのための一つの手段です。手段を目的化しないように注意しましょう。
仮に集客自体に固執してしまうと、集客した人を売上につなげられない可能性があります。
まず集客を成功させるためには、全体を見て重点を置く施策を変更するような柔軟な姿勢が求められます。
集客後は、リピーター創出の仕組みづくりも重要!
冒頭でも説明した通り、集客はお客様を呼び込むだけではありません。自社サービスや商品の売上アップのためには、リピーター創出を図ることを忘れてはいけません。
お客様を集められたらそれで終了ではなく、そのお客様にリピーターになっていただくための施策を検討しましょう。
注目されているオンライン集客ツール「集客アプリ」
最近では、オンライン集客のなかでも「集客アプリ」を用いた集客・マーケティング方法が注目されています。WebサイトやSNSに比べ、より深く顧客と接点を持つことが出来るアプリは、リピーター獲得にも効果的です。
まとめ
今回は集客の基本的な内容から、オンライン・オフラインでの具体的な集客方法などを紹介してきましたが、いかがでしたか。
当社は最後に集客に役立つとご紹介した、集客アプリをノーコードで構築できるサービス「matomaru」を提供しております。
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