LINE公式アカウントを運用する上で、リッチメニューはユーザーエンゲージメントを高めるために活用できる機能です。しかし、その効果を最大限に発揮するには、ユーザーのニーズや状況に合わせた柔軟な対応が不可欠です。この記事では、リッチメニューの出し分け・タブ切り替え機能を活用することで、どのようにLINE公式アカウントを効果的に運用できるのかを解説します。
目次
1. リッチメニューとは?
リッチメニューは、LINE公式アカウントのトーク画面下部に表示されるメニュー機能です。クーポンやショップカード、外部サイトへのリンクなど、さまざまなアクションを促すことができます。これにより、ユーザーを自社のウェブサイトや予約ページに誘導しやすくなります。

1.1 リッチメニューの効果
トーク画面上、過去に配信したメッセージは新しいメッセージが送信されるごとに埋もれていきがちですが、リッチメニューはトーク画面の下部に固定表示されるため、ユーザーの視認性やクリック率が非常に高く、リッチメニューの設定によって送客力が2倍に上がるというデータもあります。

引用:LINE キャンパス
2. リッチメニューをより効果的に活用するには
リッチメニューは、LINE公式アカウントでユーザーとの接点を増やすために重要な機能ですが、決められたマスの中で情報を伝えるには限りがあったり、すべてのユーザーに同じリッチメニューを表示するだけでは、それぞれのニーズに合わせた最適な情報提供は難しくなります。
そこでおすすめなのが、リッチメニューの出し分け・タブ切り替えです。LINE公式アカウントの標準機能では実装できないため、外部ツールを併用する必要があります。
ここでは、弊社が提供する+DIRECT(プラスダイレクト)を活用したリッチメニューをご紹介させていただきます。
LINE広告では、年齢、性別、地域、OS、興味関心など、様々な「みなし属性」を基にターゲティングを行うことが可能です。また、LINE公式アカウントの友だちや、特定のウェブサイトにアクセスしたユーザーをターゲットにすることもできます。
2.1 複数のタブ切り替え
タブ切り替えとは、1つのリッチメニュー内で複数のコンテンツを切り替えて表示する機能です。例えば、「メインメニュー」「お得な情報」といったタブを用意し、ユーザーがそれぞれのタブをタップすることで、関連する情報にアクセスできるようにします。これにより、1つのリッチメニュー内で多くの情報を整理して提供することが可能になります。

2.2 ユーザー属性に基づいた出し分け
+DIRECT(プラスダイレクト)では、ユーザーの属性や行動、状況に合わせてリッチメニューを出し分けることができます。
2.2.1 アンケート回答による出し分け
アンケートの回答内容に応じて、異なるリッチメニューを表示できます。例えば、興味関心のある商品カテゴリを尋ねるアンケートを実施し、回答に基づいておすすめ商品を表示するリッチメニューを出し分けたり、アンケート回答した人には毎月もらえるクーポンを表示させたりすることができます。これにより、ユーザーのニーズに合った情報をピンポイントで提供することが可能です。
2.2.2 会員と非会員で出し分け
アンケート回答以外にも、会員には「マイページ」や「会員証」を表示し、非会員には「新規会員登録で500ポイントプレゼント」など会員連携を促すようなリッチメニューを表示するといった出し分けが可能です。リッチメニュー上で会員証を利用できる導線を作ることで、ユーザーの利便性向上だけでなく、ブロック防止にも繋がります。

2.3 レイアウトのカスタマイズ
LINE公式アカウントのリッチメニューでは、大7種類/小5種類のテンプレートが用意されており、メニューのタップ数が最大6個になります。

+DIRECT(プラスダイレクト)では、Freeで画像とタップ数を設定できるテンプレートがあり、最大20個のタップ領域が設定可能となります。

3. リッチメニューのデザインのコツ
LINE広告は運用型の広告で、広告掲載をめぐって広告主間でオークションが発生し、オークションに勝利した広告が掲載されます。オークションは広告主が事前に設定したターゲット設定や入札価格などを基に決められます。
3.1 ユーザビリティを重視したデザイン
背景色とボタンの色にコントラストをつけ、文字を読みやすくします。 小さすぎる文字や複雑なデザインは避け、シンプルで見やすいレイアウトを心がけましょう。また、各ボタンをシンプルでわかりやすいアイコンにすると、何のボタンかをユーザーがすぐに判断できるようになります。
3.2 次の行動を促すような導線
クーポンや会員登録、お得な情報など、明確なアクションを表示すると、ユーザーは次の行動を起こしやすくなります。また、「期間限定割引クーポンをゲット!」や「1分で登録完了!」などユーザーにとってのメリットをあげることで、クリックを促す効果が期待できます。
4. クリエイティブにこだわりたい…!
リッチメニューの出し分け・タブ切り替え機能を最大限に活用するためには、ユーザーの目を引き、アクションを促す魅力的な画像が不可欠です。しかし、高品質な画像を制作するには専門的なスキルやツールが必要となる場合もあります。
クラブネッツではリッチメニューやリッチメッセージなどLINE公式アカウントにおけるクリエイティブの制作代行を承っています。「制作にあてる時間がない、、」「専門のデザイナーがいない、、」等のお悩みをお持ちの方はぜひご活用ください!
【リッチメニュー制作実績】

5. まとめ
この記事では、LINE公式アカウントのリッチメニューの出し分け・タブ切り替えについて解説しました。リッチメニューは、ユーザーの属性や行動に合わせた表示をさせることで、顧客体験を向上させ、コンバージョン率を高める効果的なツールです。
・多くのコンテンツを表示させて、情報を伝えたい
・リッチメニューをユーザーによって出し分けたい
・リッチメニューのタブを切り替えて表示させたい
などのご希望がありましたら、ぜひ弊社の+DIRECT(プラスダイレクト)をご活用ください!
株式会社クラブネッツでは、数々の企業様へ販促支援を行ってきた知識と実績があります。
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