デジタル化が進む昨今、企業活動において、様々な形で販促活動が行われています。
販促の事例や手段はさまざまで、色々なやり方を参考にできる一方、自社にはどの方法が一番適しているのか、迷っている方も多いのではないでしょうか?
そこで、本記事では様々な販促のアイデアをご紹介します。
販促活動についてお悩みの担当者様は、ぜひご参考になさってください。
目次
そもそも販促とは?
企業活動において、自社のサービス・商品をより多くの消費者に届けるための活動を「販促活動」や「セールスプロモーション」といいます。
冒頭でお話した通り、SNSやインターネットの普及により、販促活動の方法も多様化しています。
しかし販促はオンラインでの活動とオフラインでの活動の大きく2つに分かれます。
以下でそれぞれの具体的な方法についてご紹介します。
なぜ販促は必要か
具体的な方法にいく前に、まず、なぜ企業活動に販促が欠かせないのかをご説明します。
昨今の情報社会には、様々な物や情報が溢れている事は、改めて説明するまでもありません。一つのものを題材にしても類似品や情報が多く、様々な市場・マーケットにおいて飽和状態になっています。
そのため、ただ商品やサービスを作成して売るだけでは、消費者に選んでもらえないのが実情です。
また、SNSやインターネットが普及したため、消費者が簡単に情報収集をできるようになりました。そのため、自社商品やサービスを選んでもらうために、効果的に販促を行い、消費者にアピールすることが求められるのです。
効果的な販促の手順
販促活動には、様々な手法があります。
自社オリジナルの販促アイデアを考えるなら、固定概念を捨てて、客観的な視点を基にアイデアを考案することが重要です。
ここでは、効果的な販促を行う上で、意識するべきポイントをご紹介します。
(1)暮らしの「不」探し
消費者が日常生活のなかで感じている「不安」「不便」「不満」など「不」を意識して探しましょう。家族や友人などの身近な人が生活に関している「不」は、多くの人が同じような生活の中で感じていることと共通していることが多いので、意外と見つけやすいです。
既存の商品やサービスにも、そこにはない付加価値をつけることで、競合他社との差別化を図ることができます。
(2)トレンドやニーズの把握
販促のアイデアを常に変更していくのは、得策とは言えません。
ですが、顧客に飽きられないようにするためにも、定期的に販促活動を見直す必要があります。
季節を題材にしたり、その時々のトレンドを意識したセールスプロモーションが重要です。
また、顧客のニーズを正しく理解するためにも、顧客データを分析することが重要です。
購入に関する定量的なデータ調査や、購入理由や顧客の意識に関する定性的なデータを調査するなど、データを利用することで、よりニーズに適した販促を考案することができます。
(3)共感できるストーリーの考案
誰もが膨大な情報に触れられるようになったからこそ、人の印象に残りやすいキャッチーな情報は、ネットを経由して多くの人の関心を集めます。
多数に関心を持たせ、共感を生むマーケティングのためには、消費者に伝える情報にストーリー性をもたせることも効果的です。
消費者の「感動」「興奮」などを誘うようなストーリーを追加して、販促を行いましょう。
オフラインの販促方法
販促のポイントを抑えたうえで、ここでは具体的な方法について紹介します。
まずは、オフラインで行うことができる販促のアイデアをご紹介します。
(1)店舗の実装
店舗の外装は通行人の目に触れる機会が多く、これをきっかけに新規顧客の獲得になったり、リピーターの確保ができる場合があります。お店の印象やコンセプトが伝わるような色にこだわったり、照明、素材などディティールまで注意を払い、入店しやすいような雰囲気を作ると効果的です。
また内装においても、テーブルや棚など、使用する用品を店舗のコンセプトや雰囲気に合わせることが大切です。見た目だけでなく、BGMや空調など、顧客が快適に感じるような店作りを心がけましょう。
(2)看板や旗
通行人の印象に残りやすいような看板やのぼり旗も効果的です。
文字の色や大きさ、フォントなどによっても、人に与える印象は大きく変わります。店の印象に最も適したものを選びましょう。
また、旗は看板に比べて、制作のコストや設置に手間がかかりません。そのため、季節やイベントごとに内容を変えて設置するなどの工夫が必要です。
(3)イベント
販促イベントは、商品やサービスの内容や魅力を直接的に顧客にアピールできる絶好の機会です。
商品の試供品を配布したり、体験イベントなどを開催することで、商品の認知拡大だけでなく、ブランド自体の認知も獲得することができます。
特定の消費者や企業などターゲットを詳細に決めて、より効果的なイベントを開催し、販促を行いましょう。
(4)チラシ・新聞・雑誌
近年の販促活動では、インターネットなどを利用する方法が多く用いられており、チラシなどの紙媒体での発信はどちらかというとマイナーな方法になってしまいました。
しかし、インターネットは競争率が高い分埋もれやすく、専門的な知識を有している方が有利になります。
一方で紙媒体での発信は、エリアを限定して直接的に情報を発信できます。
また割引クーポンをつけたり、雑誌であれば読者層のニーズにあった内容を掲載することで、ターゲットごとに高い販促効果を期待できます。
(5)DM
DMとは、ダイレクトメールのことです。郵便やメール便を通じ、顧客に送付される書類のことを指します。
特定の顧客に対して送付できるため、実際の反応をデータ化したり、特定の商品やサービスを案内できるなどの利点があります。これらの反応を見て、今後の販促や営業に活用できるため、非常に効果的です。
しかし、配布数によってはコストがかかる点と、効果が得られるまでに時間がかかる点など、デメリットもあるため注意が必要です。
オンラインの販促方法
続いて、オンラインでの販促のアイデアについてご紹介します。
(1)ネット広告
ネット広告は、年齢や性別などの細かいターゲティングが設定でき、特定の消費者に情報をアピールすることができます。またネット広告ではレポートを通して、消費者の反応をリアルタイムで確認できるため、効率よく販促を行うことができます。
しかし、インターネット上には膨大な情報があり、消費者の目に留まるような広告を打ち出すためには、専門的な知識やスキルが必要になります。実際の運用が可能か、しっかりと見極めたうえで、販促に活用しましょう。
(2)SNS
SNSは幅広いユーザーが利用しています。そのため効果的に情報を広い範囲に拡散でき、顧客と直接コンタクトも取れます。うまく活用することで、顧客の満足度の高い販促を行うことができるのです。
また、SNSを効果的に利用することができれば、コストをかけずに高い効果を得ることもできます。
(3)ホームページやブログ
自社オリジナルのホームページやブログを活用すると、広告以上の詳細な情報を発信することができます。顧客に対し、定期的に案内することで顧客に繰り返しサービスを利用してもらい、リピーターの獲得につなげる運用をすることがポイントです。
しかし、ホームページなどは消費者にアクセスしてもらえないと、情報を届けることができません。ホームページなどを閲覧してもらうための広告などと併用して活用すると、効果的な販促活動を行うことができるでしょう。
(4)メールマガジン
メールマガジンは、顧客に対して一斉に情報を発信することができ、主に既存顧客に向けて大きな効果を得られます。
テキスト形式とHTML形式の2パターンがあり、テキスト形式は文章のみのアプローチになります。HTML形式は、文章に加えて装飾を施すことができるため、視覚的にも印象に残りやすいアプローチをすることができます。
発信内容や発信頻度を工夫して、メールの内容を確認してもらえるように活用しましょう。
(5)LINE公式アカウント
LINEはユーザー数が多いことから、幅広い年代にアプローチできます。
LINEのメンバー登録をしてもらい、その後プッシュ通知によって簡単に情報を発信できますが、メールと同様に頻繁に送信すると、顧客からの印象が悪化し、登録解除につながりかねないので注意が必要です。
LINEという媒体自体の成長率が高いことから、販促においても活用することで得られる効果は大きくなっていくことが期待できます。
(6)顧客管理ツール
顧客管理ツールとは、顧客情報を集約し、管理するためのツールのことです。
顧客管理ツールの多くは、PCに加えてスマートフォンなどの携帯端末で利用できるものが多く、
情報の蓄積から分析まで効率的に行うことができます。
ツールによっては、外部サービスの連携やメール配信機能を備えていたりするため、労力やコストの削減にもつながります。
機能やコストなど、自社に適した顧客管理ツールを探して活用しましょう。
効果的な販促ツールとは?
最後におすすめの顧客管理ツールをご紹介します。
販促ツールとしておすすめの「matomaru」
matomaru(マトマル)はメール・アプリ・LINEなどの販促ツールごとにバラバラになっている顧客データを、一元管理でまとめることができるDMP(データ・マネジメント・プラットフォーム)サービスです。
複数の販促ツールの集計と分析を1つの画面で、簡単に確認することができます。
主な機能は以下の通りです。
・1つで配信する一括配信機能
一括配信機能を活用することで、各ツールに紐づいた顧客様に効率的にまとめてアプローチをすることができます。
・1つにまとまる一元管理
販促ツールごとにバラバラになっている顧客データを、一括管理しまとめて確認できます。
・1つにつなげるデータの連携
顧客データベースの連携先も一つにまとめることができます。
・その他
配信代行
レポーティングサポート
お問い合わせ対応
キャンペーンサポート など
料金プランは利用しているアカウント数、運用方法に応じて複数のプランがありますが、一例としては以下のとおりです。
初期費用100,000円~(税別)
+
月額費用20,000円~(税別)
matomaruの資料請求はこちらから。
まとめ
本記事では、販促のアイデアに関して、様々な販促方法とその注意点などを解説しました。
より効率的に販促活動を成功させるために、方法や手段を適切に選定しましょう。
もし販促の方法や販促イベントに関して思い通りに行かなかったり、わからないことがあればプロに相談するのも一つの手ですので、有効に活用しましょう。
株式会社バリューワンでは、店舗企業に集客の仕組みと販促のノウハウを提供することで、数々の企業様を支援してきた知識と実績があります。
販売促進にまつわる知識での支援をはじめ、顧客データの一元管理を行う新サービスmatomaruなど数多くのツールの提供も行なっております。
販売促進についてお悩みの事業者様・担当者様はお気軽にご相談ください。
matomaruについて、詳しくわかる資料はこちらから。
株式会社バリューワンについて詳しくはこちらから。